沖縄県立郷土劇場 平成19年度かりゆし芸能公演(琉球舞踊)の詳細 主催:沖縄県・ピーアールプロモーション沖縄LLP
平成19年12月21日(金)公演
平成19年度 第35回(通算704回)
しょうがんりゅう
松含流
〜 師走に彩る舞おどり 〜

   松含流の始祖 新垣松含(あらかき しょうがん)は、13歳で仲毛芝居(なかもう しばい)に入り、琉球王府の高官であった読谷山親雲上(ゆんたんざ ぺーちん)から御冠船踊り(うかんしん うどぅい=現在の古典舞踊)を学び、大正11年には、琉球舞踊や組踊の普及に専念するため「松蔭会(しょういんかい)」を開設しました。
   以降、松含流は師の「堅実な芸風」と「和の心」を大切にし、今日までその技(わざ)を継承し、後継者の育成に努めています。
・地謡名簿/会の活動歴
公演プログラム
1 四つ竹(ゆつぃだき)/古典・祝儀舞踊
[踊り手] 比嘉智香子 仲間江利子、他5名
かりゆし 琉球舞踊 松含流 四つ竹
南国沖縄の象徴である赤い花と青い海をあしらった花笠をかぶり、華やかな紅型衣装を身に着けて、二枚の赤い竹片からなる四つ竹を両手に持ち、カチカチと鳴らしながら、晴れやかな席で踊る喜びを表現します。
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2 作田(つぃくてん)/古典女踊り
[踊り手] 山入端直美
かりゆし 琉球舞踊 松含流 作田
日常何気なく使っている扇に感謝し、涼風に心寄せる思いを重ねた踊りです。夏の長い沖縄ならではの風流を感じさせる振り付けで、紅型衣装をうちかけ、右手に団扇(だんせん)を持って踊ります。見どころは、武術の特徴である「目と手足の動きが同じである」という所作です。
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3 上り口説(ぬぶいくどぅち)/古典二歳踊り
[踊り手] 仲本ひろみ 松川好美、他2名
かりゆし 琉球舞踊 松含流 上り口説
二歳踊りの代表的なもので、大和風芸能に空手を取り入れた勇壮活発な踊りです。薩摩(さつま)への出立の時、首里の観音堂を出て、薩摩山川港までの道中の様子や旅の胸中を口説に折り込んで振付けたものです。歌詞には、懐かしい風物が詠み込まれており、旅路の進行が臨場感をもって浮かびます。
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4 下り口説(くだいくどぅち)/古典二歳踊り
[踊り手] 山城小百合 野原エリサ
かりゆし 琉球舞踊 松含流 下り口説
下り口説は、薩摩から琉球の那覇港までの船旅を歌ったもので、道中の道の島々の地名を歌い上げています。これは「土地褒め」であり、土地褒めをすることによってその土地の神に守護され、航海の安全を約束されるというものです。右手に、旅の象徴である杖(チィーグシ)を持って踊ります。
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5 むんじゅる/雑踊り
[踊り手] 宮良勝津美
かりゆし 琉球舞踊 松含流 むんじゅるかりゆし 琉球舞踊 松含流 むんじゅる
むんじゅるは、麦わらの芯を組み込んで作った平笠(ひらがさ)のことです。明治時代に粟国島(あぐにじま)の伝説と民謡に取材して創作されたもので、ムラの娘の恋心と清らかな姿を表現しています。曲は、「早作田節(はい つぃくてん ぶし)」、「むんじゅる平笠節(ひらかさぶし)」、「揚芋の葉節(あぎんむ ぬ ふぁ ぶし)」、「月の夜節(ちち ぬ ゆ ぶし)」の四曲です。松含流の特徴は、出羽(んじふぁ)では笠をかぶり、入羽(いりふぁ)では笠を肩にかけて踊るところです。
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6 貫花(ぬちばな)/雑踊り
[踊り手] 仲間江利子 新城美佐代、他4名
かりゆし 琉球舞踊 松含流 貫花
桜の花びらを貫いて作った貫花は、赤が乙女の熱い恋心を。白は、純真さを表します。「武富節(だきどぅん ぶし)」と「古見の橋節(くん ぬ はし ぶし)」で、乙女のはずむような恋心、清楚なさわやかさを表現します。明治以降に踊られていた「貫花小(ぐゎ)」を昭和初期に、始祖 新垣松含師がアレンジしたものです。
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7 獅子舞(ししまい)/ 振付:比嘉澄子
[踊り手] 比嘉智香子 仲本ひろみ、他4名
かりゆし 琉球舞踊 松含流 獅子舞
邪気を祓(はら)い、幸福を招くとされる獅子頭を手に持って、勇壮活発に踊ります。「渡(わた)りぞう」、「瀧落菅撹(たち うとぅし すががち)」、「江佐節(えさ ぶし)」の三曲で踊ります。
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8 金細工(かんじぇーくー)/雑踊り
[踊り手] (加那兄)山入端直美  (真牛)宮良勝津美  (アンマー)比嘉早苗
かりゆし 琉球舞踊 松含流 金細工
金細工とは、かんざし等を作る細工職人(さいく しょくにん)のことを言います。那覇の辻(ちーじ)(遊郭=ゆうかく)を舞台に、細工職人で道楽者の加那兄(かなーひー)が遊郭の女、真牛(もーさー)を一ヶ月も連れ歩き、そのあげくに揚げ代(遊女などと遊ぶための代金)も工面できず、那覇の泊高橋(とぅまい たかはし)から身を投げようとします。これを見かねた真牛は、加那兄の面目を施すため、蓄えていたお金を惜しげもなくはたき、抱え親である遊郭のアンマーに揚げ代を払う。という舞踊劇です。
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9 川平節(かびらぶし)/雑踊り
[踊り手] (男)仲間江利子  (女)新城美佐代
かりゆし 琉球舞踊 松含流 川平節
遊女(ゆうじょ)に恋をした士族 里主(さとぅぬし)は、身分の違いから、ままならぬ恋だと遊女にすげなく断られ、思い余って死を選ぼうとします。遊女は、里主の真剣な思いに心を深く動かされます。互いに気持ちを通わせることとなった二人は、この出会いを天の助けと感謝し、晴れ晴れとして、踊り連れ立って帰ります。
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10 鳩間節(はとまぶし)/雑踊り
[踊り手] 比嘉智香子 仲本ひろみ、他2名
かりゆし 琉球舞踊 松含流 鳩間節
鳩間島は、八重山諸島西表島(いりおもて じま)の北方にある周囲四キロの小島です。歌は、鳩間の結願祭(きつ ぐゎん さい)の時に稲や粟の稔りを神に感謝して奉納されるゆっくりとした調子の踊りですが、沖縄本島では早弾きで軽快なテンポで演奏され、踊りは二歳踊りの「前の浜(めー ぬ はま)」と日本舞踊のカッポレを取り入れた振り付けになっています。
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11 加那ヨー天川(かなよーあまかー)/雑踊り
[踊り手] (男)松川好美  (女)山城小百合
かりゆし 琉球舞踊 松含流 加那よー天川
若い男女の仲睦まじさ、愛し合う男女の明るく楽しい様子を活き活きと表現した打ち組踊りです。
前段の「加那ヨー節」では、女性の花染手巾(はなずみ てぃさーじ)と男性の紫の帯を、二人の愛のあかしとして交換します。後段の「島尻天川節(しまじり あまかー ぶし)」では、水辺で髪を洗う女性に、柄杓に汲んだ水を男性がかける演出をするなど、大らかで仲の良い所作が印象的です。
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12 醜女と鏡(しこめとかがみ)/創作舞踊 振付:新垣松含 比嘉澄子
[踊り手] 比嘉早苗
かりゆし 琉球舞踊 松含流 醜女と鏡
この作品は、始祖 新垣松含師が昭和初期に創作したものです。今回は平成6年に、初代家元 比嘉澄子師が、再構成した「醜女と鏡」をご覧いただきます。
物語は、ある尾類(じゅり=遊女)の部屋でのこと。三線(さんしん)の稽古を終えた尾類は、お客を迎えるために化粧を直したり髪を結い直したりして身支度を始めます。ところが、どうしたことか……。どうも思い通りに髪が結えない……。あげくの果ては、鏡台にあたり散らし、倒してしまいます。三線をつま弾きながら歌ったり、キセルを吹かしたり、コミカルな所作の中に女心を表現したものとなっています。
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地謡 歌・三線 照喜名進 照喜名朝之 上原睦三(琉球古典安冨祖流音楽研究朝一会)
仲里千枝子(琉球箏曲興陽会)
宇保朝輝(安冨祖流絃声会)
太鼓 嘉数さやか(光史流太鼓保存会)
監修 比嘉早苗(松含流 二代目家元)
舞踊指導 山入端直美(松含流なをり会 主宰) 宮良勝津美(松含流ニッ葉会 主宰)
地謡指導 照喜名朝一(琉球古典安冨祖流音楽研究朝一会)
アナウンス 宮城昭美
・ページのトップ ・公演プログラム
会の活動歴
1940年 ・新垣澄子琉球舞踊研究所 開設
1943年 ・新垣澄子琉球舞踊研究所 第1回発表会
1956年 ・比嘉澄子琉球舞踊研究所 第1回発表会
1957年 ・比嘉澄子琉球舞踊研究所 第2回発表会
1958年 ・比嘉澄子琉球舞踊研究所 第3回発表会
1981年 ・松含流 設立
1989年 ・四人の舞「秋・おどり三昧」
1993年 ・山入端直美 第1回独演会「みすじに舞う」
・五人舞ひ「能羽萌ゆ」
1994年 ・比嘉澄子芸歴65周年記念公演「松涛の舞」
1998年 ・宮良勝津美 第1回独演会「東雲・秋に踊る」
2000年 ・新垣松含 生誕120周年記念公演「松含の香り」
2001年 ・五人の新師範公演「花はくれない」
2003年 ・山入端直美 第2回独演会「舞・ちゅみち」
2006年 ・松含流 家元 比嘉澄子追善公演「踊り 竹のごと直く」
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サイト内の目次
 ・かりゆし年間スケジュール
 ・チケット情報(割引有ります!)
 ・沖縄県立郷土劇場のページ
 ・沖縄芝居萌葱の会のページ
かりゆし芸能公演の目次
 ・4/13 渡嘉敷流 あけぼの乃会
 ・4/20 宮城流 朱之会
 ・4/27 島袋流 千尋会
 ・5/4 琉球民謡伝統協会
 ・5/11 琉舞 寿乃会
 ・5/18 玉城流 円の會
 ・5/25 玉城流 冠千会
 ・6/1 柳清本流 柳の会
 ・6/8 玉城流 喜納の会
 ・6/15 玉城流 煌扇会
 ・6/22 玉城流 敏風会
 ・6/29 八重山伝統舞踊勤王流 トキの会
 ・7/6 柳清本流 末乃会
 ・7/13 8/31に変更になりました
 ・7/20 安座間本流
 ・7/27 沖縄伝統舞踊保存会
 ・8/3 伝統組踊保存会
 ・8/10 勤王流 八重山舞踊保存会
 ・8/17 島袋本流 紫の会
 ・8/24 おやすみです
 ・7/13 親泊流 八重の会
 ・9/7 玉城流 玉扇会
 ・9/14 琉舞 道扇会
 ・9/21 美和の会
 ・9/28 秋の特別公演 演劇 1日目
 ・9/29 秋の特別公演 演劇 2日目
 ・10/5 宗家眞境名本流 眞薫会
 ・10/12 玉城流 華豊の会
 ・10/19 玉城流 てだの会
 ・10/26 玉城流 扇寿会
 ・11/2 柳清本流 柳清会
 ・11/9 玉城流 七扇会
 ・11/16 真南風流 美ら会
 ・11/23 玉城流 翠扇会
 ・11/30 琉舞 藤の会
 ・12/7 舞踊集団 花やから
 ・12/14 貞扇本流 貞扇会
 ・12/21 松含流
 ・12/28 おやすみです
 ・1/4 おやすみです
 ・1/11 渡嘉敷流 守藝の會
 ・1/18 乙女椿
 ・1/25 玉城流 翔節会
 ・2/1 宮城流 鳳乃会
 ・2/8 真踊流
 ・2/15 真境名本流
 ・2/22 真南風流 真紀の会
 ・2/29 琉舞 にぬふぁぬ会
 ・3/7 春の特別公演 太圭流 華の会
 ・3/14 春の特別公演 演劇 1日目
 ・3/15 春の特別公演 演劇 2日目
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